放課後等デイサービス リトルオレンジズ

リトルオレンジズでは、厚生労働省が放課後等デイサービス事業の支援に義務づけている
「健康・生活」、「運動・感覚」、「認知・行動」、「言語・コミュニケーション」、「人間関係・社会性」といういわゆる「5領域」全て含めた総合的な支援を3つのキーアクティビティに落とし込み、療育を提供しています。

そのうち放課後等デイサービス リトルオレンジズでは、
・10分トランポリン
・10分集中
を毎日の活動に取り入れています。

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10分トランポリン

リトルオレンジズでは、4m×7mの6面ある大型のトランポリンを活用して、10分間楽しくトランポリンを飛ぶという活動を取り入れています。

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身体づくり

10分間トランポリンを飛び続けることで、
不安定な場所でもバランスを取ろうとする機能が向上し、
また体の中心となる背骨に刺激を入れることで、
体幹が強化され姿勢の改善が期待されます。

10分トランポリンの時間には上からぶら下げたぬいぐるみを
タッチする活動も取り入れており、上方向への眼球運動を促しています。

トランポリンを飛ぶことで今の子どもたちが使えなくなってきていると言われる股関節と足関節が上手に使えるようになるというメリットもあります。

またボディーイメージの向上や持久力の向上、
多動が気になるお子さんはエネルギーを発散させることができ、
集中力の向上も期待できます。

感覚統合

トランポリンを飛ぶことで、
日常生活では感じられない、体の動き、スピード、傾き、目の動きなど、たくさんの刺激や感覚情報が加わりますが、そのたくさんの刺激を楽しみながら処理することで、子どもたちの脳の処理能力、「感覚統合」の機能が高まります。

発達障がいをお持ちのお子さんたちに多く見られる、
特定の刺激に過度に反応してしまう「感覚過敏」の症状の軽減も期待できます。

コミュニケーション

6面あるトランポリンで、最大6名の子どもが一緒にトランポリンを飛ぶことで、
ルールを学んだり、励まし合ったり、讃え合ったり、自然な形でコミュニケーションを
学ぶことができます。

楽しく元気にトランポリンを飛ぶことで、子どもの発達に対してこれらすべてのことを
提供できる「10分トランポリン」の活動はリトルオレンジズにとってなくてはならないキーアクティビティです。

10分集中

リトルオレンジズでは月ごとに目標を設定し、
その月の目標に合った週替わりの10分のオリジナルの活動メニューを準備しています。

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QoL(クオリティー オブ ライフ)の向上

QoL(クオリティー オブ ライフ)とは「人生の質」、「生活の質」を示す言葉です。
それぞれの困りを抱えたお子さんたちが10分集中の活動のなかで一人一人に合った様々なレベルの課題に取り組むことで
たくさんの「できる!」を感じてもらい、日常生活がより楽しめるよう支援しています。

SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)

発達障がいをお持ちのお子さんたちには、定型成長のお子さんたちには「普通」や「あたりまえ」と感じるようなことにとても苦手を感じるお子さんが多くみられます。

  • 「ちゃんとしなさい」の、「ちゃんと」が、何かわからない。
  • 「ちょっと待って」の「ちょっと」に、見通しが立たなく不安になる。
  • 自分が嫌なことをうまく表現することができず「断る」ことができない。

そのようなお子さんたちに、あいさつや順番を守ることなど、社会生活での細かなルールや気遣い、また自分を知って自分の気持ちを大切にすることなどを工作やゲーム、発表などを織り交ぜながら、楽しく習得してもらえるような活動を用意しています。

ビジョントレーニング

視覚から受け取る情報は、ほかの感覚から受け取る情報より多く脳に影響すると言われています。
眼球運動や視空間認知、視覚と体の動きの連動を総合的に向上することで、子どもの「見る力」を向上させることで、日常生活での困りを軽減できるよう、様々な活動を用意しています。

微細運動

10分トランポリンが体を大きく動かす粗大運動であるのに対し、
10分集中では細かい作業などを取り入れた微細運動を多く取り入れるようにしています。
ハサミやお箸、毛糸やビーズなど楽しみながら細かい作業に取り組むことで、
集中力・自制心の向上、またスペースプランニング(空間認知能力)の向上も期待できます。

自己肯定感の形成

10分集中では活動を用意する際に、どのレベルの子どもにも「できた!」と感じられる活動になるようにしています。6歳から18歳まで様々な年齢の、それぞれカラフルな特性を持つ子どもたちに、「簡単すぎてつまらなかった」、「難しすぎて面白くなかった」と感じることがないよう、それぞれのお子さんにスモールステップで「できた!」の連続を感じてもらうことにより、自己肯定感、自己有用感を感じてもらえる活動になるように工夫しています。

リトルオレンジズでは、そのほか学習支援、課外活動、食育など多彩な活動を用意し、子どもたちの「楽しい」から生まれる発達を最大限にできる取り組みを常に目指しています。

障がいや困りがあっても、
「支援の中にいつも楽しい!を」
「褒められる機会を、できるを感じられる機会を、愛される機会を」

の理念のもと、一人一人が “できた“ を感じられるようにサポートしています。