リトルオレンジズでは、月ごとに目標を設定し、その月の目標に合った週替わりの10分のオリジナルの活動をしています。この活動をリトルオレンジズでは「10分集中」と呼んでいます。

7月の目標は「昔話から心を学ぼう」です🎵
情操教育にぴったりの「まんが日本昔ばなし」ですが、令和を生きる子どもたちは、昔話を知らない子が多いとよく耳にします😢

昭和生まれの私たちはテレビで「まんが日本昔ばなし」が放送され、「悪いことをしたら罰が当たる」「良いことをしたら自分に返ってくる」など自然に学ぶことができました。しかしネット社会の今の子どもたちは、スマホの普及により情報量が増えて便利になった分、何か大切なことを知らないというか、道徳心が弱くなってしまったように感じます。

そんな中、リトルオレンジズの子どもたちは、7月1日からたくさんの昔話に触れてきました。
ここでひとつのお話をご紹介します☺

【ぶんぶくちゃがま】
ある日、お寺の和尚さんが古い茶釜をひろってきたのですが、その茶釜は 実はたぬきがばけたものでした。暑くなると我慢できずに、たぬきの姿になって逃げだします。
その後、旅芸人に助けられた たぬきは、自分の力で「茶釜芸」をして人々を楽しませ、お金を稼ぎ、幸せに暮らしました。

このお話には「優しい心を持つ」「笑うかどには福きたる(辛く悲しいことがあっても、笑顔を絶やさず前向きに過ごしている人には、やがて幸福が訪れる)」という教訓が含まれています。

このように、昔話は子どもたちの発達へのメリットがたくさんあるのです☺🎵
・ルールや協力の重要性を学び、道徳的判断力が向上
・登場人物の気持ちを考えることで共感力が育つ
・物語の続きを考えて創造性を高める 
・聞く力・話す力の育成

さらに、ご自宅でお母さん、お父さんに昔話を語ってもらうことで子どもたちの安心感や心の安定に繋がります。

ゲームやYouTubeの話は毎日子どもたちからたくさん聞きますが、一週間に一度、5分だけでもいいので、子どもと一緒に色々な物語の話をする時間を作ってみてはいかがでしょうか?(*^-^*)